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研究会9
日 時 7月17日(火)13:00−18:00
場 所 名古屋大学 工学部機械系会議室
出席者 21名
議事
1.講演
ご講演を下記の3名の方に行なっていただいた。
「地盤工学における逆解析の経験から:客観情報と主観情報のマッチング」
本城勇介先生(岐阜大学)
「転がり軸受振動の評価法及び振動に影響を及ぼす要因について」
赤松良信委員(NTN?)
「ウェーブレット変換を用いた構造物のヘルスモニタリング」
曽根彰先生(京都工芸繊維大学)
ご講演内容について委員の方からは専門的なご質問、ご意見をいただいた。
2.その他
「新世紀のメンテナンス技術シンポジウム−軸受の診断と複合センシング−:9月20日香川大学にて開催」について紹介があった(東芝:渡部委員)
3.懇親会
次回予定:2001年10月

●講演内容の概略
【講演1】
講演テーマ:「地盤工学における逆解析の経験から:客観情報と主観情報のマッチング」
講演者:本城勇介先生(岐阜大学)
講演内容:
逆問題における不適切性、問題定義および地盤工学での問題が不適切になる理由を述べた後、以下の内容についてご講演いただいた。
1.不適切性の克服法\n最小二乗解、最小ノルム解、ベイズ推定について解法およびその特徴について説明があった。特に、ベイズ法の欠点を解決する手法として提案された拡張ベイズ法について説明があった。
拡張ベイズ法:観測データと事前情報(事前分布)の両者を用いて解を決定
2.適用例
水平載荷を受ける杭を例にあげ、上記各種の手法を用いたときに得られる解の特徴について説明があった。
3.赤池ベイズ情報量基準(ABIC)
拡張ベイズ法において観測データと事前情報に対する重み付けをする際の基準(ABIC)について説明があった。
4.地下水の流量計算\nある地域の実際の地下水の流量分布を拡張ベイズ法を用いて計算した例の紹介があった。
【講演2】
講演テーマ:「転がり軸受振動の評価法及び振動に影響を及ぼす要因について」
講演者:赤松良信委員(NTN?)
講演内容:
転がり軸受単体の振動評価手法の変遷、部品精度と軸受振動の関係、振動に影響を及ぼす要因に関する最近の研究成果について説明があった。
部品精度と軸受振動の関係については、転がり軸受の振動モデルを作り、シミュレーション的に軸受に発生する振動を推定するシステムを構築した。本システムを用いて種々の条件において実験結果とシミュレーション結果を比較したところ非常によい一致が見られた。
振動に影響を及ぼす要因としては、異物の混入や材料洗浄度の影響が大きい。これらの影響について実験的に評価した。
【講演3】
講演テーマ:「ウェーブレット変換を用いた構造物のヘルスモニタリング」
講演者:曽根彰先生(京都工芸繊維大学)
講演内容:
ウェーブレット変換の定義およびその特徴について説明があった後に、以下の内容について講演が行われた。
1.パラメータ同定
1自由度系および多自由度系についてウェーブレット変換を用いて減衰およびばね定数の同定をシミュレーション的に行ったところ精度のよい同定結果が得られた。
2.構造物の累積損傷の評価
バイニリア型復元特性を有する構造物について損傷の程度を表すパラメータとして塑性率を定義し、地震動を模擬したシミュレーションにおいて加速度波形をウェーブレット解析することにより精度よく塑性率を求めることができた。
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